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 仙台国分町でクライアントさんと待ち合わせ。約束の時間までちょっと空きがあってお腹も空いていたので、この界隈の人気ラーメン店としていつもトップクラスに挙げられる「元祖・支那そば家」さんに行ってみました。

 夕方の時刻だったので客は少なかったのですが、3人のスタッフが黙々と働いています。声を掛け合わなくてもちゃんと機能しているチームワーク。客に驕(おご)ることのない自然体の仕事。一見ぶっきらぼうな言葉なんだけど失礼に感じない気持ち良さ。なんか不思議だけどこのバランスに惹かれます。
 支那そばと呼ばせるこの商品も、旨味のあるすっきりとした醤油味のスープに細麺が合っていて、とても美味しい。

 デザインの仕事と料理は似ているところがあるので、ついつい飲食業界を観察しています。お客様の心を捉えるための、企画や準備、下ごしらえなどは、とてもたいへんだけど、それが食べられるのは瞬間の出来事です。最後に「美味しかった」と評価していただくことで初めて、やっとその前工程が報われます。
 メーカーの仕事だって、販売というマーケットの消費接点で成立しないなら、研究も製造・生産も報われません。

 メーカーにもなれて消費接点にも携われるこの小さな飲食店業は「直販機能付きメーカー」と言えます。コンパクトな商売なのにマスプロダクトに負けないくらいの迫力があって、感心させられることが多いです。

 帰り際に「ごちそうさまでした」とお礼を言うと、いい笑顔を返してくれました。

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コメント

一兆円企業!のラーメン屋?
このお店には何度も足を運んで食を楽しんでいます。たしかに味もそうですが、その接客やよく見える厨房内での調理作業の手際良さにはいつも目を見張るものがあります。しかしこの風景から「直販機能付きメーカー」へ結び付く発想の豊かさに驚かされました。ヨシCEOのご指摘を待つまでもなく、少し冷静になれば(実はこのお店に行く時は決まって酩酊状態)
商品の「支那そば」が消費者の胃袋に収まるまでには膨大な前工程が有ることは容易に想像できます。店主=社長兼研究開発本部長・工場長・マーケティング本部長等、何役も同時にその役割を果たしていることに気付かされました。実は一兆円企業と変わらない様々な諸機能を数人の有能社員で全てをやってしまう超効率組織だった。  消費財メーカー勤務55歳

仙台 内田 2005年 4月 08日 16:33 PM

内田さま
コメントありがとうございます。恥ずかしながら、仙台に住んで長いのに、初めて「支那そば屋」さんに行ったんです。
味ももちろんでしたが、スタッフ力の素晴らしさにもびっくり。とても良い経験でした。

ヨシオトオル 2005年 4月 08日 16:47 PM

こんばんは。食に限らず、職人と呼ばれる人たちの仕事ぶりを見ていると、大量生産(ここが職人とアーティストの違い。混雑する昼時なんて何十杯作るんだろう…)と品質維持、システムと個々の能力、スキルと感性という、一見相反する要素を高次に満たしていることに気が付いて、いつも惚れ惚れとしてしまいます。

nagaoka 2005年 4月 08日 22:19 PM

なるほど。
職人は対極にある要素の両方が分かっていて使いこなし使い分けるから、すごいんですね。確かにそういう見方もありますね。
職人の分野が、たとえ色んな技術革新があったとしても、最後までヒューマニズムが無くならない世界であって欲しいものです。
美味しいラーメンが自販機から出てくるのは、なんだかイヤです。

ヨシオトオル 2005年 4月 08日 22:29 PM

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