日別アーカイブ: 2007年7月18日

時限は先取りして破るもの

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 ある程度の組織ラインになった人の場合、時限を守るくらいの仕事では、スピードが遅すぎます。 言われた通りの範囲のことをやって、さらに言われたとおりに時限を守る、という仕事を繰り返すなら、そのヒトは要りません(←そのものの意味ではないです)。

 もう一歩踏み込んで、言われた要件を大きく超えたものを、時限すら早取りして結果を出すことに挑んでほしいわけです。 そういうことが出来るようになると、その人が会社の思考や判断を引っ張っていく ”水準” や ”速度” を持っていくようになります。 組織は、こういう人がちゃんと評価されてリーダーになっていかないといけません。

 はじめのうちはどの社員も、時限を定めてやると、その時限をいっぱいに使って、だいたい想定範囲の仕事を仕上げてきます。 ただし、経験を積むほどに軽々と出来るようになっていかないと。 もし同じ時間を使うなら、その余裕を、次のステップへの挑戦に使っていくべきです。

 たとえば、「お、チャレンジしてるな」 と思えば、4日間の時限を約束した場合にも、私は2日後には 「出来たか?」 と聞きます(笑)。 そういう ”迷惑な催促” を、どんどん受けるような人材になっていって欲しいですね。